会社を運営していくうえでは、事務用品、パソコン、車、工場で使用する機械など業務に必要なものをいろいろと購入します。
減価償却とは、ある程度高額なものを購入した時に、その購入した費用を何年かに分けて経費として処理していくことをいいます。
ざっくりいうと例えば、期首(事業年度の始め)に300万円の車を購入した場合、『今期は、車の購入費用に300万円掛かりましたので、300万円を経費として計上します。』として、その期に300万円すべてを経費にしてしまうのではなく、その車の耐用年数(その資産の使用可能期間)に分けて経費にしていきましょうとするのです。
車の耐用年数を6年とし、毎年均等に減価償却すること(定額法)した場合には300万÷6年=50万円を今期に50万円、翌期に50万円、翌々期に50万円、というように300万円を何年かに分けて経費として計上していくということを減価償却といいます。
購入したものは、その年に全部使い終わるのではなく一定の期間は、使用するのでいっぺんに全部を経費にせず使用している期間は、毎年経費計上しようとする考え方になります。