ほとんどの事業は、支払先が先行し、その後に入金があるのが常です。売上を上げるほど資金繰りが苦しくなり、顧客が増え黒字倒産ということになってしまいます。
収益と収入とは意味が違います。収益の場合は、掛売上げの時もありますので、即現金入金というわけではありません。収入とはすなわち入金のことです。収益はあるが収入が即伴わないことが多いのですが、それがいわゆる「勘定あって銭足らず」のことです。
黒字倒産は、勘定あって銭足らずの結果起こることです。それでは、どうしたら勘定あって銭足らずの状態を回避することができるのでしょうか。当たり前のことですが、現金売りにするか、支払いを遅らせればよいわけですが、そうはいきません。したがって、仕入れ先と交渉する道しか方法がありません。仕入先・支払先にお願いして、支払日をできるだけ先にしてもらわなければなりません。
昔から、「利は元にあり」といいます。仕入先との交渉次第で、またはよい仕入れ先を探すことが利につながるとの意だと思います。どんなに安くても、現金払いでは仕入れられません。資金が余っていれば別ですが、安定経営、将来の発展などを考えると、売上の入金があってから仕入先に支払うことができれば一番理想といえると思います。そんなうまい話はないという人が多いと思いますが、仕入れ先との交渉術も経営能力の一つです。
人と同じことをやっていては成功しません。人のできないことや無理だと思うことをこなしてこそ成功するのです。入金日以降に支払日を決められたら、発展のための階段を一つ上がったと思ってください。
それだけ支払い日を決めることは資金繰り・会社経営のために重要なのです。何が何でも支払日を入金日の後にするように心がけてください。無借金経営も夢ではなくなります。